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棚田つうしん 第6号 2004(平成16年).2.21号  

棚田つうしん
2004.2.21号


 今回は少しだけ真面目なお話です。

米国で、BSE(牛海綿状脳症)に感染した牛が一頭見つかったことで牛肉輸入が止まり、吉野家をはじめ外食チェーン店から牛丼が消えた。
そして、そのタイミングを見計らったかのように米国官僚が来日し、輸入再開を迫っている。
さらに呆れたことに、日本の酪農家に義務付けられている「全頭検査」を、何の科学的根拠も無い「子牛だから安全だ!」と言い張って検査拒否をしている。相変わらずの傲慢さである。
それでなくても日本の酪農家は、飼料や関連機具などの「生産コスト高」で苦しんでいる。これ以上の格差は到底認められない。圧力に屈することなく農水省には頑張って貰いたい。
また、「鳥インフルエンザ」でタイ、中国産鶏肉の輸入も停止された。
牛肉の3割、鶏肉の2割が手に入らなくなるという異常事態が続いている。
これらのことは、米国〝ニクソン政権時代〟に行われた「大豆の輸出禁止戦略」により日本の豆腐屋が生産中止に追い込まれた苦い経験から「日本の農政」が何も変わっていないことを示している。又、食料の多くを海外に頼っているこの国の危うさを改めて浮き彫りにしている。

いま、日本の食料自給率はカロリー換算で40%、穀物の自給率は30%を切っている。先進国といわれている中では飛びぬけて低い。その原因として、「食生活の変化」を理由にあげる人が以外に多い。本当にそうなのでしょうか?。40年前に96%もあった牛肉の自給率は、貿易の自由化を経ていまは39%まで落ち込んでいる。とりわけこの10年あまりは外食需要に支えられて、安価な輸入牛肉が大きく伸び、中国やタイからは焼き鳥用に串に刺した加工品も輸入されている。〝自動車や家庭電化製品〟に代表される工業製品輸出の貿易黒字解消の為に農産物の自由化を許した「農業政策の大転換」こそが最大の理由であることは明白なのである。
マス・メディアは、その実態を知りながら〝安易な農業過保護〟をいいたて、農家の足腰の弱さ、努力不足を指摘する。保護されているのは、農機具メーカーや農薬、肥料などの関連企業であって、農家が保護されていることはあり得ない。その証拠に、そんなに農家が〝旨みのある仕事〟なら、後継者不足で離農農家がこんなに増えるわけがない。
いま後継者に不安がないのは、「国会議員」と「歌舞伎役者」ぐらいのものだ。

遺伝子組み換え食品、発がん性物質など〝食の安全〟をおびやかすニュースが相次いでいる。「国産品を食べたい」「多少の割高でもいいから安全なものを食べたい」という人が増えてきている。生産者と消費者が〝食糧自給〟の問題を議論するチャンスともいえる。
農家以外、食べ物を自分の手で作る人がほとんどいなくなった。それどころか、料理すら自分でしない生活が普通になってきている。世界一の食糧輸入国であるこの国で、コンビニやデパ地下から「賞味期限切れ」で食べられないまま捨てられる食品が日々大量にでている。

食生活がいまのままでいいのか、考え直すときでもある。


坂元棚田「石垣積み教室」
 石積み技術の継承と、棚田保全を目的とした「石積み教室」が2月11日(建国記念日)午前8時30分より開催された。
体力及び経済力に不安のある私ではありますが、「教室」の主旨から多くの参加者が見込めないのではとの危惧から無謀なチャレンジとなったわけですが、少し遅れて会場に着いて「アララ」のビックリ!。マイハンマー、マイスコップはもとよりマイヘルメットの参加者までいる、やる気満々総勢30名の本格的な〝大セミナー〟となった。


「教室」は、日本一地下足袋の似合う公務員・日高茂信会長の挨拶から始まり、地元農家の「山村宗雄名人」と「谷口久馬師匠」の抜群の指導力と、私以外の参加者の〝熱心な学習意欲〟により休憩・昼食もソコソコに作業はドンドンはかどり、当初は「今日中にはとても無理」だと思われていた石垣修復が、予定時間を少し過ぎた頃にはほぼ完成していた。作業終了後、次回開催を熱望する声や、連絡を望まれる意見が多くよせられ、関心の深さをしめしていた。

 作業能力に疑問のあることが露見してしまっていた私は、昼食後、日高会長から〝焚き火係〟を命じられ、「イモがあれば良いのに」などと前向きな姿勢を見せ、取り敢えず3月にジャガイモを植えようと固く決心した。

 快晴・微風の絶好の「日向ぼっこ日和」に誘われて、一人気楽に遊んでいた私ではありますが、どう云う訳か体中の筋肉及び関節が悲鳴を上げています。
日頃の不摂生の当然の帰結とはいえ、あまりに不甲斐無い自分を恥じ入り、私はいま涙を浮かべながら〝フィットネス・クラブ〟の案内パンフレットとニラメッコしている。
 2月21日(土)午後2時より 「道の駅・酒谷」に於いて〝オーナー会議〟が開催されました。
出席者は オーナー会から 恒吉、石橋、上平、尾崎、谷口、小林。
     ツーリズムから 日高、野辺。
     日南市役所から 中川。の各氏でした。

 日高会長から「平成16年度 坂元棚田オーナー募集」についての概要説明があり、基本的には15年度と同規模とし、オーナー全員が継続を希望されれば新たな募集はしない。欠員が出ればその分だけ新規募集をするとのことで.0す。

 1月に検討課題となっていた「オーナー畑構想」は、そば畑をベースに20アール規模で栽培することになりました。作物については未定ですが、じゃがいも、さつまいも、すいか、かぼちゃ、スイートコーンなどが候補にあがっています。ご意見、ご希望があれば教えてください。
「そば」については、本年度は〝香ばしい椎葉のそば〟を実験的に導入する予定です。

3月28日(日)に行われる「石垣清掃」は、本年度は駐車場周辺を中心に下から上に向かって作業を進める予定です。昨年同様、多数参加してくれることを願っています。

4月4日(日) 「坂元棚田祭り」が開催されます。
詳細は、案内送付してくれます。

5月16日(日) 「道の駅・酒谷」で、恒例の〝オカリナ演奏会〟が開催されます。
懐かしいメロデイーの〝心癒される曲〟が今年も聴くことができます。

8月15日(日) 「酒谷地区・夏まつり」が開催されます。
本年度から、帰省される方の多数の希望により〝お盆〟の開催となります。
谷間に響き渡る〝花火の音〟が堪能できます。


3月度のオーナー会議は、「石垣清掃」終了後、昼食後(午後1時ごろ)に行われます。
現時点では、新しく参加されるオーナー未定のため、内容・場所は当日発表します。
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by tnd8585 | 2005-12-21 10:06 | 棚田つうしん | Trackback | Comments(0)
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