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棚田つうしん 第14号 2004(平成16年).10.10号  

棚田つうしん
2004.10.10号

「第3回 坂元棚田オーナー倶楽部・大稲刈り大会」

「第3回 坂元棚田オーナー倶楽部・大稲刈り大会」は、10月10日(日)午前8時30分より開催された。
快晴、微風の〝絶好の稲刈り日和〟に恵まれ、約70人の善男善女が鎌を片手に〝少し軽めの実りの秋〟を満喫した。


 都城から日南に向かう早朝の「曲がりくねった飫肥街道」は、カーブごとに逆光の連続で、〝爽やかな秋晴れ〟を予感させつつもドライバーにはすこぶる都合が悪い。そんな悪戦苦闘の中、いつになく受付開始時間より少し早めに到着したが、もうすでに多くの方が集合していてそのやる気は満々で「出走前の競走馬」のような荒い鼻息が聞こえてきそうだった。



日南市役所・安部さんの〝ハイテンションの作業説明〟。日高茂信グリーンツーリズム会長の〝滑らかな挨拶〟の後、満を持しての作業開始となった。〝異常に張り切る、愛犬コタロウにソックリな福永さん〟を筆頭に、いつもお元気な〝タフネス・恒吉会長〟。また「楠の会」からも10人もの多くの参加者が熱心に作業に取り組んでくださるなど「体力と経済力に不安のある私」以外の参加者が、それぞれの得意分野でその能力を惜しみなく発揮し、「ドシャ降りだった去年とは大違いだ。」「台風の影響なのか、今年の稲は軽い。」「汗をかいた後の秋風が気持ちいい。」などと、感想を述べ合いながら作業はドンドンはかどり、〝オーナー田圃〟でのすべての作業は午前中で完了した。


「坂元棚田」とひと括りで言ってしまいますが、かなり多くの耕作面積をお持ちの農家から、老夫婦お二人で頑張っておられる農家まで其の事情は様々で、田圃一枚一枚にそれぞれの個性が現れています。
「作柄より人柄」そんなことを感じながら昼食の時間となった。


 ひとしきりかいた汗を涼やかな風が乾かしてくれる中、どう云う訳か今回は裏方の炊事班担当だった「かしまし組」の尾崎さん、福永夫人の汗と涙の結晶の力作〝何か分からないけど煮物〟が振る舞われ、同じ組所属の谷口さん、川口夫人の不参加のハンデにも拘らず、それまで萱嶋さん、上平夫人などの「おとなし組」中心に穏やかだった場は一気にヒートアップ。大笑いする声があちこちから聞こえ、賑やかな昼食会となった。昼食後は、地元農家の手伝いや「田圃・日高」の加勢をし、そんな作業はカラスが「いい加減に帰れ!」と鳴くまで続いた。

 今年は、「棚田サミット」への参加など貴重な経験をさせてもらいましたが、大型台風の相次ぐ襲来などあまり嬉しくない体験もし、改めて
農業の難しさを教えられた1年でした。
 棚田の米作りをやめると、畔がなくなり石垣が崩壊します。そして水が溜まらなくなり、水田はその機能を失ってしまいます。ススキは2年目で生え出し、あとは先を競うように種々雑多な雑草が田圃を覆ってしまいます。
サミットが開催されることとは別に、地元農家の方々との関わり方などを含め、もう一度「坂元棚田」を考えてみたいと思っています。

それにしても、いくら大型台風の直撃の連続とはいえ各地での甚大な被害は異常な気がする。政治的なことはさておき、私には「山が怒っている」としか思えない。

 朝の連続ドラマ「わかば」が放映されるようになってから、「坂元棚田」を訪れる人がナンジャコリャと思うほど激増した。
本当にテレビの影響力はすごいものだと再認識させられる。
平日でも、多くの〝アマチュア・カメラマン〟が「棚田撮影」に来られますが、土・日曜日ともなると〝若いカップル〟〝子供づれのファミリー〟〝ジジ・ババ軍団〟などがひっきりなしに「棚田見物」に訪れ、「坂元棚田というのはここですか?」などと上品に聞いてくる。すっかり地元農家になりきった私は、その都度「石垣清掃」の手を止め、〝これ以上ないつくり笑顔〟で「臨時棚田案内人」にすばやく変身する。


〝大阪人の私〟が、地元の日南市民に「坂元棚田の説明」をしていたりすることもあって、苦笑してしまうのである。全般的には宮崎市からこられる方が多いのですが、福岡・長崎などの遠方から来られた方もいたりして「観光地ではないのですけれど……。」などと〝流暢な関西弁〟を話す私を怪しみながらも〝斜め35度の角度〟を保ちながら笑顔で聞いてくれる。そんな訳で、私の〝石垣清掃〟はいっこうに捗らないのである。
                                
 10月17日(日)に行われた「オーナー田圃・久馬」の〝稲扱ぎ〟に福永夫妻と参加し、手際よい久馬さんの指導で作業ははかどり、アッという間に午前中で終了。一汗かいた私は、うず高く積まれた稲藁に寝転がり全身に「藁いきれ」を浴びながら、真っ青な空にゆるやかに流れる薄い雲を眺めていると、遠い遠い昔まだ小学生だったころ経験した同じ感動が蘇り、ブルブルと武者震いした。
昼食は、久馬夫人の心のこもった手作りのご馳走がたくさん並び「自宅庭先で小宴会」となった。
またひとつ新しい農作業の体験と、久馬さんの経験談を聞くことができ嬉しかった。

オーナー畑だより
この夏、ゴーヤや茄子、ピーマンなど数多くの実りをもたらしてくれた「オーナー畑2」は、恒吉会長を中心に、日高・古沢両氏の加勢を得て奇麗に生まれ変わりました。古沢さんからダイコンの種とハクサイの苗をいただき、また山村ハルちゃんからネギの種をいただいて植え付けてあります。
11月にはタマネギ・えんどう豆の植えつけを予定しています。畑にはタップリ余裕がありますので何かリクエストがあれば教えて下さい。
「オーナー畑1」の蕎麦は、台風・豪雨の影響をモロニ受け、大した収穫は見込めないそうです。残念!(ギター侍風に)




「定期石垣清掃・オーナー会議」のお知らせ
11月の「オーナー会議」は諸般の事情で21日(日)の開催となります。
午前10時~12時まで石垣清掃、畑の草取り作業を行います。
午後1時から2時間の予定でオーナー会議を行います。
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by tnd8585 | 2005-12-21 14:47 | 棚田つうしん | Trackback | Comments(0)
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